本屋のアウトドアコーナーでふと見つけたこの本
『アウトドア大百科〜野外活動のスキルとテクニック』
いまどきアウトドアの知識なんてのは大体はネットで集められるし
本を買うまではいかないだろうなと思った私が間違っていた
アウトドア大百科のタイトルに間違いはなかった。
まずは目次を見てみると
- 野外歩行
- キャンプ・野営
- 野外調理
- 釣り
- クライミング
- マウンテンバイキング
- カヌーイングとカヤッキング
- 天気・気象
- 地図とナビゲーション
- 危険と緊急事態
野外歩行から目を通してみるとこの言葉から始まる
『豊かな自然の中を歩くことは、アウトドア活動の原点ーー
私たちは野外を歩くことで心や体が心地よくなり、とても美しい場所へと導かれ
素晴らしい体験ができるのです。
僕も山登り、ハイキングをするけれどよく『なぜ山に登るのか』そんな問いには
まあ、山とか自然とか好きだし気持ちいいじゃん。ってくらいで言葉にうまく表せていなかった
そんななか、この言葉に触れて、ああ〜そうだよな心とか体が心地良いからまた行きたくなるんだ
日常では味わえない美しい場所が待っているから行くんだ!全くその通りだと思った!
所々でこの筆者の言葉を見つけることができる。
著者は『Lachlan McLain ラクランマクレイン』さん
そう、外国の方が書いた本で、著者のプロフィールを見ると
現在オーストラリア、シドニー在住。世界で最も危険なヘビとクモのそばでくらしているそうだ
こんな本が書けるくらいだから、すごく詳しいに違いない。
少し本の内容を紹介してみます
まず野外活動について欠かせないバックパックの種類と選び方
野外を散策するには食料、飲料水を持ったり、登山を行うためには
着替え、雨具、その他コンパスやら。泊まりになればテントやシュラフを持ったりとバックパックは必ず必要になる。
バックパックの種類の解説、必要不可欠な持ち物から始まりパッキングの仕方など詳しく解説がなされている
歩行に欠かせないトレッキングブーツの選びかた、トレキングブーツの解剖図、ひもの結び方
さらにブーツの歴史をざっくり学べる構成。靴のメンテナンス方法や
米国標準の道しるべの解読法、ネイティブアメリカンの道しるべの解読法など
このあたりがかなりマニアックだ。
ページを進むと、ジャングルでの基本装備
砂漠での基本装備と砂漠についての知識
冬季歩行や氷上歩行のしかた、クレバス(氷河上の亀裂)を避けた歩行、救助法ない
一般人には必要がない知識も盛りだくさんだが、知識は決して無駄になることはない
へえ〜そうなんだー!という情報がたっぷり詰まっている
辞典、辞書とかってただ引いて終わりにもできるけど、こうしたページ上での横の繋がりがあって
こんな字、言葉があったのかと発見できることが楽しい
このアウトドア百科事典もそういう面白さがある
次の項目に進んでみると
『キャンプ・野営』のジャンル
キャンプで大切なのは、まずロケーション
ロケーション選びによってはとんでもない事故、自然災害にに遭遇したりと
ロケーション選びの重要性から始まる
僕が小学校の時はキャンプってあんまり流行っていなかったのか
家族ではよくキャンプをしに山に行った。知っている友人でよくキャンプをしていてって
友達はあまりいなかった。今となっては手ぶらでキャンプや、すべて準備された
カジュアルなキャンプを楽しめる時代になったけど、いまほど設備も整っていなかったよなー
この本では野営の知識、キャンプを行ってはならないロケーションなど
危険はどこにあるのかを学ぶことができる
いざという時に、どうすればいいかを知っていれば危険回避行動をとることができる
自然相手だと常に危険が隣り合わせ。そういう時に知っていることがいかに重要か
この本を見つけて初めの2項目だけ読んで、この本は野外活動が好きな自分のために
確実に役に立つ知識があるなと思った
インターネットで多くの情報が手に入る時代だけど
細切れの情報が多い。こうしてアウトドアについてのまとまった情報があると
情報に繋がりができて、より理解できると感じる。
本って、こうゆ時にこうやって読むんだなと思った
そして、アウトドアの先人たちが苦労して得た知識をありがたくいただきます
書店で見つけた際には是非手にとってみてほしい本ですね!
僕ももっと勉強しよーっと